夜も更けたころ、緑の回転灯を灯した車を見かけたことはありませんか？それが「先導車/誘導車」です！

特殊車両や大型トレーラーなどは、一般車に比べ死角が多いもの。そんな大型特殊車両が安全に走行できるよう、先行して交通状況や道路状況をトレーラーに伝え、対向車両への注意喚起をして走行する車「先導車」と、後ろに付いてトレーラーの死角となるポイントを補う目となり、後続車両への注意喚起をしながら走行する「後導車」が私たちのお仕事です。基本的に運転自体はひとりですが、大型トレーラーのドライバーさんや後続車にいる仲間とすぐに連絡が取れる状態で、連携を取りながら業務にあたります。エリアは関東圏内〜長距離まで（近距離が約8割、中長距離が約2割程度）となります。目的地へ積荷とトレーラーを〝安全”で“安心”して無事に先導・誘導することで仕事は終了です。

誘導するトレーラーや特殊車両の運行スケジュールに合わせて、勤務シフトは様々。慣れるまでは大変なこともあるかと思いますが、中長距離より近距離の割合のほうが多いので、無理なく慣れていけます。先導・誘導業務の出発地や目的地は、お客様により様々で、走行ルートの選定が大変かと思いますが、逆です。大型特殊車両が走れる走行ルートは限られています。軽自動車のように狭い道を走行できる車両ではないからです。先導・誘導業務を日々こなしていく中で、主要な国道や幹線道路を何度も走行していきます。日々の業務が、予習であり復習になります。そんな特殊車両の走行できる時間帯は、一般車の交通量が少ない夜間がほとんどです。業務内容によっては、何日もかけて目的地に向けて走行したり、早朝業務が終了した場所から、近い場所が次の仕事の出発地になることがあり、車中泊をすることがあります。夜間業務なので、日中休憩、休息はもちろんですがその場所場所でのご当地グルメや観光をちょっぴり楽しむこともできます。シャワーや入浴は、提携のガソリンスタンドは無料で、銭湯・温泉に行ったり各々リフレッシュして次の業務に臨みます。

また、先導・誘導は特殊車両や大型トレーラーが走行する際には法定で義務付けられているので、安定した業務量がありますし、安定して稼げる職種でもあります。

周囲に目を配り、ドライバーさんや後続車の仲間と連携を取りながら安全運転ができればすぐに活躍できます。特殊車両の安全な走行を見守るだけでなく、周囲を走っている一般車両の安全を守るやりがいあるお仕事。安全に現地まで送り届けられたときは大きな達成感を味わうことができます！