夜も更けたころ、緑の回転灯を灯した車を見かけたことはありませんか？それが「先導車/誘導車」です！

特殊車両や大型トレーラーなどは、一般車に比べ死角が多いもの。そんな大型特殊車両が安全に走行できるよう、先行して交通状況や道路状況をトレーラーに伝え、対向車両への注意喚起をして走行する車「先導車」と、後ろに付いてトレーラーの死角となるポイントを補う目となり、後続車両への注意喚起をしながら走行する「後導車」が私たちのお仕事です。基本的に運転自体はひとりですが、大型トレーラーのドライバーさんや後続車にいる仲間とすぐに連絡が取れる状態で、連携を取りながら業務にあたります。エリアは関東圏内〜長距離まで（近距離が約8割、中長距離が約2割程度）となります。目的地へ積荷とトレーラーを〝安全”で“安心”して無事に先導・誘導することで仕事は終了です。

このお仕事の意義は、特殊車両の安全な走行を見守るだけでなく、周囲を走っている一般車両の安全を守ることにもあります。

もし新幹線や風力ブレードのような大きな貨物を乗せた特殊車両が先導車なしで道路を走っていたとしたら…見通しの悪い交差点や、狭いトンネルなどでの事故、さらに、スピードを出した対向車に気づかず大事故につながってしまう可能性もあります。そういった事故を未然に防ぎ、周囲の車や建物、人々の安全を守りながら目的地まで貨物を先導することが私たちの役割です。
特別な運転スキルがなくても、周囲に目を配り、ドライバーさんや後続車の仲間と連携を取りながら安全運転ができればすぐに活躍できるお仕事です。

運行スケジュールは様々で、慣れるまでは大変なこともあるかと思いますが、中長距離より近距離の割合のほうが多いので、無理なく慣れていけますよ。また、目的地に到着したら業務は完了なので、現地での名物料理や温泉を密かに楽しみにしている従業員も多いんです。安全に現地まで送り届けられたときは大きな達成感を味わうことができます！